令和5年11月6日(月)、旧米沢高等工業学校本館前で山口祥二様への感謝状贈呈式を行いました。

 これは、米沢市在住の山口祥二様(昭和25年、米沢工業専門学校(工学部の前身)卒)・靖様ご夫妻からのご寄付(7000万円相当の有価証券)に感謝の意を表すために、山口様の母校である、旧米沢高等工業学校本館に来賓もお招きして、実施したものです。

 冒頭、玉手学長から山口様に感謝状(盾)が贈呈され、「本日、山口様の学び舎である旧米沢高等工業学校本館で関係者の皆様とともに感謝状贈呈式を挙行できましたことを大変うれしく存じます」と御礼の挨拶が述べられました。続いて、黒田充紀米沢キャンパス長が、寄付金の使途として①米沢キャンパスに在籍する学生の奨学金 ②米沢キャンパスに在籍する教員や学生のベンチャー企業支援 について説明を行いました。

 これに対して山口様は、「私は米沢工業専門学校を卒業しました。卒業してから3年くらいで大学に昇格したと思います。大変混乱した時代でしたが、工学部の森平三郎先生がドイツ語で“もっと世界に羽ばたけ”と挨拶されたことを強烈に覚えています。先輩達がこの地域に学校を作って、繁栄を願って、本当に素晴らしい伝統と歴史をもった学校だと思っております。世の中は大変な変わりようで、私には想像できない時代を迎えておりますが、後輩諸君には研究開発に励み、細やかですが私の資金を使っていただきたい」と挨拶を述べられました。

 最後に記念撮影を終えた山口様は、関係者全員と握手を交わし、会場を後にされました。