ドイツ・ビーレフェルト歌劇場専属歌手のバスバリトン木村善明氏による特別講義が2022年2月15日(火)、山形大学文化ホール(山形市小白川キャンパス)で行われ、地域教育文化学部の学生2名がリモートでレッスンを受けました。

特別講義は深瀬廉講師(地域教育文化学部主担当)が企画。ドイツと山形をオンラインで繋いで行われたレッスンは、本学学生のほか、地元高校の声楽科の生徒にも同時公開されました。

木村氏は、東京藝術大学大学院を修了後、ドイツ・フランス・ベルギーで研鑽をつみ、若手オペラ歌手の登竜門であるバンベルク夏のフェスティバルのオーディションにおいて、バンベルク歌劇場「フィガロの結婚」の主役フィガロ役に抜擢されヨーロッパデビュー。2014/2015年のシーズンから、ドイツ・ビーレフェルト歌劇場の専属歌手ソリストとして活躍しています。

講義では、発音、楽曲の解釈、音符が持つ意味など、専門的かつ具体的な実技指導が行われました。木村氏は「あなたから出てくる音楽を聴きたい。感覚で歌わず、楽曲を理解解釈して。場面を思い描き、休符にも意味をちゃんとつける。それを感じて歌うことで、唯一あなただけの歌になる」とアドバイスしました。