2023年11月22日(水)、ホテルメトロポリタン山形において、シンポジウム『農村地域のレジリエンス強化戦略 : カーボンニュートラルと地域防災』を開催しました(主催:山形大学 / 協力:山形県環境エネルギー部・飯豊町・やまがた社会共創プラットフォーム)。
 これは、2022年4月に山形大学が公表した将来ビジョン「つなぐちから。山形大学」の具現化を図るために飯豊町で実施している地域防災とカーボンニュートラルの活動を、昨年構築した「やまがた社会共創プラットフォーム」も活用して県内自治体をはじめとする地域の皆様に広く紹介し、人口減少が続く農村地域のレジリエンス強化戦略を考える機会として開催されたものです。当日は、県内自治体等から43名が参加いただいたほか、山形県職員育成センターのオンライン講座として配信し、9団体から受講いただきました。
 シンポジウムでは、山形大学災害環境科学研究センター長の本山功教授から、「豪雨災害等に対する地域防災の歩み」、山形大学副学長の林田光祐教授(SDGs推進室長)と飯豊町地域おこし協力隊の小野優太朗氏(山形大学連携研究員)から、「飯豊町におけるカーボンニュートラルの取り組み」として、それぞれ講演があり、活発な質疑応答がなされました。
 引き続き行われたパネルディスカッションでは、林田副学長をファシリテーターとして、山形県環境企画課長兼カーボンニュートラル・GX戦略室長の遠藤和之氏、飯豊町副町長の高橋弘之氏、大森副学長、本山教授、小野氏の5名で「レジリエンス力強化のための「山形モデル」の展開」をテーマに活発な意見交換が行われました。会場からは、講演に引き続き質問が相次ぎ、農村地域のレジリエンス力強化を考える有意義な時間となりました。
 山形大学では、引き続き、関係各所との協働で地域におけるカーボンニュートラルと地域防災に取り組んでまります。